これが八輪窯です
厚めのトタン板で筒を作り 内側に耐火断熱レンガを組みあげてあります
焙りはガソリントーチランプ を使用 攻め焚きは木炭です
八輪窯
ここをクリックすると八輪窯で焼いた作品が見られます。ほんの少しだけですが(^^;
ガソリンのトーチランプであぶり焚きの段階です
七輪よりちょっと大きいので八輪窯。。。?
第一世代の八輪窯です バーナーは送風だけ
20リットルのオイル缶を利用しています
平成8〜9年頃
ついでにお茶も沸かしています
燃料の木炭です ホームセンターで売っている一番安いもの(9sで800円位)
1回で5sほど使います
手作りの送風機
灯油ボイラーの壊れた物から取り外し風量が調節できる 様にしてあります
八輪窯のカバー
屋外においてあるので雨が当たっても良いように トタン板で カバーを作りました。冷却を遅らす効果も多少あるかも?? こんなの作るの大好き!!
こんなものが焼けます
作品のコーナーにもいくつか載せています
八輪窯は焼き締めが得意ですが高温釉をかけたものも焼けます. この2点は同じ土に同じ釉薬をかけてありますが焚き方によってこのような差が出ます.不安定な窯ですがそれだけ面白みがあるといえます.釉薬は自家製の天目釉です
上の2点のうち青っぽい方の器の一部に油滴がでました.偶然が重なると何が焼けるか分からないのがこの窯の楽しいところです
窯の作り方
ただいま工事中です 足元にご注意ください??
(レンガ)
イソライトの耐火断熱レンガ 10個で梱包されています.入手方法は近くのイソライトの支店に電話して一番近い特約店を紹介してもらうといいでしょう
(B5 B6)
書いてなければ区別がつきません.強度,耐火性はB6がまさりますが断熱性はわずかに劣ります.今回はB6を使用します
(カット)
20リットルのオイル缶 (今回はペンギンワックス)に送風口と炭の投入口になる穴をカットします
(道具)
安物のサンダー,自家製の極荒砥石,へーベルなどを加工する鋸,工業用の金鋸,一番活躍するのはへーベル用の鋸ですが最近ホームセンターであまり見かけなくなりました.他に100円ショップの木工用の鬼目ヤスリなど良く使います
(スライス)
へーベル用の鋸で2枚にスライスします.鉛筆で線を入れておくことをお忘れなく.鋸のいたみは早いです
(スライス後)
丁寧に加工したほうが後の細工がしやすくなります
(セラミックファイバー)
珪酸質の繊維状の断熱材です.断熱効果,加工性ともにすぐれていますが木炭の灰が直接高温で触れるところには使わないほうがいいでしょう レンガと同様の方法で手に入ると思います
(けずり) オイル缶は下のほうがわずかに小さくなっています.下になるほうの部分を少し削り落とします.とゆうことはストレートの缶なら作業はしやすい!
(焚き口レンガ)
焚き口用のレンガです.これは1枚をそのまま使用します.焚き口と送風口を削りますが奥へ行くほど小さくなるようにします.ふたをするときのためです
(上から見て)
焚き口用のレンガを上から見たところです.焼成室になるほうが小さくなるように扇型に削ります.他のレンガも同じです
(1段目完了)
1段目がつみ終わり目地を童仙坊で埋めたところです.なお 缶の底にはあらかじめ3センチほどの耐火断熱レンガがしきこんであります.レンガの隙間には切り屑,削り屑 などを軽くつめます
(2段目仮積み)
2段目はレンガを半分使用します.それでもかなり缶の上に出ます.缶とレンガの隙間にはセラミックウールを詰めてがたつきが無い様にします
(つみ終わり)
位置を決めて固定したらレンガの外周を金属線でしばります.今回はステンレス線と銅線を併用しました
(上面削り)
童仙坊で目地を内,外とも埋めたら手作りの極荒砥石で力を入れないように削ります.この面はなるべく平らにします.隙間があるとそこから火炎がもれだんだん溶けてしまうからです
(型紙とり)
焼成室の形をボール紙かダンボールに写し取ります
(蓋に写す)
型紙を裏返して、ふたにするレンガに写し取ります。
(切り取り高さ)
レンガのほぼ半分の厚さのところに線を入れておきます。そして切り取り、削りで仕上げて窯本体に平らに納まるようにします。
(ふた完成)
こんな具合に納まるように少しずつ削ります。
(こんな感じです)
焼成室が円形なら簡単なのですがレンガの厚みが薄くなります。スライスせず1枚ごと使用すればそれほど薄くはなりません。
(排気口)
最後に排気口を削ります。大きさは焼成室の面積の4%程度ですがやや大きめに開け、焼成するとき排気口の上にレンガのかけらを乗せて調節したほうがいいでしょう。写真のサイズではやや小さいかもしれません。
さな板の作り方
まずトタン板を2センチ幅くらいで切りくるりと丸くして焼成室のサイズとほぼ同じ大きさのリングを作ります。トタンでなくても、たとえば梱包用のテープなどでもかまいません。ある程度張力がかかっても耐える必要があります。
板の上に紙を敷きリングを乗せます。この紙の働きは、乾燥収縮するとき紙ごと収縮して割れを防いでくれます。
リングの中に土を詰め込みます。この土は荒めのシャモットに木節粘土を混ぜたものです。シャモットは普通の耐火煉瓦をスタンパーで粉末にしますが,ハンマーで根気よくつぶせば出来ます。1個で3キログラムできます。ふるいは、台所で使うステンレスざるがベストです。粘土は童仙坊でもかまいませんが、やや耐火性がおちます
トタン板をまるめてパイプ状にし突き立てて空気穴を開けます。土がパイプの中に残りますがパイプを軽く広げ気味にして振ればとれます
外のリングをはずせば出来上がり。乾燥して焼成室にあわせて削り、もしあれば棚板用のコーティング材を塗ればややもちが良くなりますが塗らなくてもかまいません
仕上げの段階〜完成へ
焚き口のふたと送風口のふたをつくります。焚き口の型に合わせてレンガを削りなるべくピッタリと合うようにして下さい。隙間が大きいと火炎がふきだしふたが少しずつ侵食されます。しかし完全には防ぎきれないのが現状です。一緒に写っているのが100円ショップで買い求めた鬼目やすり。
これ位まで入るように成型します
排気口を仕上げます。やや大きめに開けておき写真のように、レンガのかけらを乗せて穴のサイズを調整します
下のさなと、さなを乗せるサイコロです。サイコロの高さは15ミリもあれば十分です。
100円ショップの木工用のノコです.作りがしっかりしていたので使い捨てのつもりで買い求めました。もちろんレンガを切るためにです。今のところ良く切れますが耐久性はまったく期待していません
乾かしたさなを窯の上に載せておおよその型を写し取ります 焼成室のサイズに合わせて削りますが力を入れないようにします。とてもぼろぼろした感じですから割れやすいので注意します。もっとも割れたらまた粘土に戻せますけど…。
下のさなの上に「つく」をたてます。このつくの長さにより木炭の入る量が制限されます。10センチもあればよいでしょう
「つく」の上に成型したさなを載せます。窯本体との隙間はあまり気にしないで結構です。あまりピッタリだと焼成をつづけるうちに自然ゆうで窯本体と「合体」してしまいます。
焼成をするとき、作品はさなの上に直接置かず、耐火断熱レンガのかけらの上においてください。作品がさなと自然ゆうでくっついてしまいます
これで完成!いつでもテスト焼成が出来ます。ハンドルを加工して移動しやすくしてあります。今回かかった消耗品はおよそ4000円。初めてチャレンジする場合はもうすこしかかるかな。
テスト焼き。ぐい飲み3個 それぞれ耐火断熱レンガの破片の上にのせてさな板にくっつかないようにならべる
焙りの段階。トーチランプではじめは、火力は極弱く、水分を飛ばすのが目的です。現在ではこのガソリントーチランプはなかなか手に入れにくくなってきました。かんたんな卓上コンロのボンベを使用するガストーチが安く出回っています。燃費が高くなるのと火力が弱いのが欠点ですが、つかえるとおもいます。持っているけどテストしたことがないので説得力ないですね。
やがて降り出した雨。例によって15年物のビーチパラソルが出番です。この後突風がかさを飛ばします。骨が2本折れたから余命いくばくもないでしょう。トーチの火力をだんだん強くし1時間ほどかけて最大火力にします。
そして木炭の投入をはじめます。投入口はあまり大きくないので大きさに合わせて、木炭は小さく割っておきます。はいるだけ詰めても大丈夫です。送風は弱めに、そよそよで炭が赤くなる程度に。排気口から覗き込んで中が赤くなってきたら強くしてもかまいませんが多分その前に炭の補充が必要になるでしょう。補充のときは送風は必ず止めること!投入口から火炎が噴出します。時間は今回2時間半木炭で焼成。約2.5k使用しました。
2日後の24日 ふたを開けた状態です。
自然ゆうのかかりがやや少ないかな。焼き締めとしてみたときには物足りない。
内側には高温ゆうをかけてみました。これも少し溶けが足りないように思えます。焼成時間をあと1時間ほど長くすれば良いか、もしくは、内蓋をすれば同じ時間で高温に出来ると思う。
現在もっぱら使用している第四世代の八輪窯の内蓋です
質問はいつでも受け付けます。掲示板に書き込んでくだされば分かる範囲内でお答えします。
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