近況報告







3月4日

霧雨も やがて雨音 するほどに

 暇はつぶせる 小屋の中でも

日曜日は曇天、雨こそ落ちてこないが寒々とした空の下、春でも探してみようかとカメラをぶら下げて定例のさんぽ。
ところがカメラを向けたくなるような被写体がみつからない。結局一度もシャッターを押すことも無く帰ってきた。
部屋の中でコーヒーを飲んでふと気付けば外は霧雨。あまり濡れないうちに持ち帰る野菜を収穫してあとは古い漫画などを読み返す。
ふと思い立って、昨年の冬購入した紬のアンサンブルを取り出し、サイズ直しに挑戦。
コレを始めるとたぶんかなりの日収がかかるから完成する頃は夏物のシーズンになってしまうかもしれない。



畳の上に広げたところである。
肩のところでくの字に曲がっているのがよく分かる、
この着物はなぜか袖の下あたりから肩にかけて極端に広がっており逆台形になっている。
普通の着物でもそうなのだがしかしコレは並外れて広がっているのだ。
時に袖丈を長くするためにこうすることもあるがこの着物の場合は袖に使われている生地はまだ余裕があるのでそれが目的ではない。
考えられるとすればすごく胸周りの大きな人だったのだろうか?
私が着ると前のあわせがガバガバに成ってしまう。
そこで肩幅を2,5センチ小さくすることにした。


袷の着物なので裏地の縫い袷をほどき、次に表地の縫い袷をほどく。
スチームアイロンで当て布を当てながら折り目を消して、所定の折込分をアイロンでくせ付けしてから針仕事。
右袖の表地を縫いつけたところで根気と時間が終了。
左の写真はまだ直してない左袖、右の写真は表地だけ縫い合わせた右袖。なんて書いたってたぶん理解できる人は少ないだろうなあ〜ト思いつつこの文面をしたためました(^^;



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