近況報告

９月２日

かえりみて　さしたることも　なさぬ間に

　季節はすでに　秋を迎えん

初秋とはいえ昼間の暑さは外仕事から逃げたくなるが朝晩がすごしやすくなったのは確かだ。
久しぶりの朝の散歩に出てみれば稲穂がもう頭をたれる季節なのだ、昔に比べればずいぶん早いとは思うが。
子供のころはこんな稲穂の間を動き回ってイナゴを捕らえ、乾煎りして食べたのを思い出す。

工房に向かう途中の店で、すくなかぼちゃを買ってみた。
ごく小さめ、長さ２５センチ、最大径６センチほどの貧弱なものであるが、二人暮らしではその程度がいいのだ。
種がほしかったので工房で切ってみたら一つも種が入っていなかった。ついでに少し煮て食べてみたらやはりうまい。
味付けが濃すぎたのは失敗だったがかぼちゃの味自体はよかった。

土曜日、八輪窯を焚いて日曜の朝窯だし。
この器は素焼きを含め４回焼いている。
しかし出来上がりは平凡なもの、なかなかこのあたりから先に進めない

温度をかなり上げたせいもあってまた窯の修理が必要になった。
工具、材料をそこらあたりに散らかしての作業、溶けて固まった自然釉やら窯材やらをダイヤモンドサンダーで削り落とし棚板のコーティング材をたっぷり塗りこんで仕上げ。
三枚あるふたの真ん中のものが溶けてきたので新しい耐火断熱レンガで作り修理完了。

よそ様の庭を見ながら散歩をするわけではないがこんなフェンスを見れば楽しくなってしまう。

晩夏の収穫はなんとも貧弱ではあるが、日曜園芸はこんなものでも楽しいのだ。
一応スイカも採れたよと人に話せるではないか（＾＾；
このスイカ丸ごと冷蔵庫に入れ(当然だが)切ってみたら一応赤いし、食べてみればこれも皮の際までうまかった。
一口スイカは成功であった。

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