近況報告
1月27日
一面の 降りたる霜を 踏みてゆく
足を急がす 風の冷たさ
27日
昨夜は風がほとんどなかったようだ。工房横の空き地は雪が降ったように霜で白くなっており屋外の流し台には力を入れても割れないような氷が張っている。
工房に泊まった朝はよく散歩に出かける。カメラを持って気が向くままに歩く。
西のほうに向かうと田んぼが広がり鈴鹿の山や伊吹山がよく見える。
鈴鹿の山はふもと近くまで煙っている。雪が舞っているようだ。
さほど強くない風でも厚い上着を通り越して冷たさを膚に感じさせる。
温度が上がらず中止した窯の窯開き、楽しくないなあ。
ほとんどが生焼け、まだ表面がざらっぽく、触ると釉薬が落ちてくるようなものもある。
窯焚きのデータのようなものは残してあるが比べてみても温度が上がらない理由は見当がつかない。
だんだん窯をたくのが不安になってくる。
一応全部窯から出してそれぞれの棚のやけ具合など調べてみるのだがほぼ全段にわたって同じような状態である。
天目釉はやや低温でも溶けるので溶けかけているものがあったがほかの釉薬はほとんど溶けていない。
これらを窯に詰めなおしていつでも焼けるようにセットしなおした。
棚組を少し変え、焚き口のロストルも少し隙間を多めにした。
さて今度はいつやろうか。
窯の準備が終わったところで以前もらった足場丸太(4メーターほどのもの)25本ほど用意して40センチに切断。
そのあとハンドアックスで細かくして薪を用意した。
13束。これだけ作るだけでほぼ一日かかってしまう。まあ休み休み、他事もしながらだから仕方ないが。
あと20束ほど作る予定。
陶芸は肉体労働が8〜9割を占める。
「使えないうつわ」に取り囲まれたポンタ人形。
これはぜんぜん使えないからまあ、いわゆるところの『芸術』だな?
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