近況報告

５月６日

あれこれと　予定立てても　流れ去る

我ひたすらに　草とたわむる

連休である。私も人並みに休みがあって、このいい季節、あれもこれもしようと心の中では予定をしていた。

しかしこの季節は窓を開け放して昼寝するにも最適な季節である。
予定は常にもくろみどおりにはいかないことを知り尽くしている私としては心置きなく昼寝の時間を楽しんだ連休であった。

世間ではこいのぼりがはためいていたが工房では布団のシーツがはためいていた。

まったくぐうたら寝てばかりいたのではない、仕事で汗を流さないと昼寝も気持ちよく出来ないので引き伸ばしていた薪割などをやったのである。
この持ち込まれた丸太はやたら節の部分が多く斧を打ち込んでも跳ね返ってくる。
しかも中途半端に乾燥した丸太は一番割りにくい。

チェンソーで輪切りにした後、ほんの少し割っただけで汗は十分流れたし腰もしっかり痛くなってきたのでお休みタイムに入ってしまった。

実際のところ畑の草退治だけならさほど手間はかからない、狭い畑なので一日見ておけば（ここで言う一日とは昼寝コミである）何とかなる。
しかし工房周りの草をすべて何とかしようと思うと途中でいやになって放り出すことになる。

これは昨年に続きごぼうを育てるための「畑」であってその周りを少しだけ草むしり、後はほかってある。
またの機会に、である。

ブルーのネットは猫よけ。これをやっとかないとたちまち猫のトイレになってこんもりとした小山がいくつも出来てしまうのだ。

朝の散歩は気持ちがいい。
ふらふらと西のほうへ歩いてゆけば茶畑もある。
遮光ネットでくるまれて摘まれるのを待つお茶の木。しかしだんだん減ってきている。
そして増えてきているのはいかにも安いつくりのアパート。どうも出稼ぎの外人向けのようだ。

畑の近くにキウイの木があってその根っこが畑の中にも侵入してくる。
その根っこを掘り出してほかっておいたら猫たちが入れ替わり立ち代りやってきてその根っこをかじったり体をこすり付けたりしてうっとりしている。
キウイはマタタビの仲間だから時々枝をかじったりしているが根っこのほうがより強力な作用があるようだ。

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