近況報告
2月19日
風花を ほおに受けつつ 窯を焚く
心はなぜか 落ち着いている
金曜日に休みを取って、ほぼ一年ぶりに薪窯を焚いた。
この三日間、なかなかの冷え込み、時折雪がちらつき、強い風が吹き付けては来るが窯を焚くのに支障が出るほどではなかった。
しかしあまり動き回る作業ではないし窯の前にいても足や背中は冷えるのでしっかり重装備。
3時少し前に火入れをして焚き口が少し温まってきた頃から太目のまきを入れて時間稼ぎをしつつ食事の準備やら深夜に使う灯油バーナーのセットをする。
胸元にクリップの付いたタイマーをつけて10分にセット、鳴るたびに焚き口に戻っては薪をくべる。
メインの食事はおでん、こいつは材料をほおりこみ適当に味をつけてストーブに載せておけばよい。
大きななべで3食分ほど作っておけば腹が減ったときいつでもつまめる。
灯油は4本分をサイホンでつないでありオイル缶からバーナーへ送られて減ると自動的にほかの缶から送油される仕組み。
連続70リットルまで焚ける事になる。
時折降る雪やあられでいつの間にか白くなった波トタン
まだこの時点では土の上に落ちた雪などは解けている
暗くなった頃に囲炉裏に火を入れると気持ちがなぜか暖かくなる。
外から部屋に戻ったときにとてもホッとするのだ。なぜだろう?
深夜は、灯油バーナーに切り替えて仮眠をする、といってもあくまで仮眠、胸元のタイマーを90分にセットして時折窯の状況を点検しないといけない。
バーナーはあくまでも体力の消耗を少しでも防ぐための道具なのだ。
東の空が色付いてくる頃、この頃が一番寒い。
仮眠の布団から抜け出て外に出るとブルッ!と来るほど冷えている。
鉢に張った氷の上にはほんの少し雪。
7時頃から本格的に薪を入れて炊き始める。
1000度あたりまでは鼻歌交じりに簡単に温度は上がってくれるのだがコレからあと250度あげるのがたいへんなのだ。焚き口の上に乗っかっているのはジャガイモ、暇つぶし兼おやつ、こいつが美味いんだなあ〜(^^)
窯の前にほとんど付きっ切りになるがそれでも数分の時間がある。
その間を使って拾ってきた斧に柄を付けてみた。
きんもくせいの乾燥した枝をなたで削り、叩き込んでさびを落とす程度に研いでみたら200と言う数字が出てきた。
重さと思われるが頭の部分は700グラムだった。
どうも尺貫法の200匁(もんめ)らしい。結構年代物には違いない。
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