近況報告
9月21日
屋根を打つ 雨音 激し 今日の雨
またも出ている 大雨警報
日曜はやみ間もあったが時折激しい雨が降り、カラーベストの屋根を打つ雨音はなかなかのものであった。
大粒の雨がたたきつけるように落ちてくる。外仕事はとんでもない。
それどころか畑の芽を出したばかりの大根が参ってしまわないかと心配になる。
こんなときは工房の荷物を少しでも減らすべく、不要の粘土を地下室から出して選別したり、やたら並んだ釉薬材料で使いそうもないものを処分したり。
30年近く前に買った20リットルのガソリン携行缶を引っ張り出して表に放り出したり8個もある灯油のポリタンクを2個処分したり・・・でもまだまだ減らない。
外に放り出したカラの工具箱には4時間ほどで10センチくらい雨水がたまってしまった。
先週大根の種をまいたがきれいに全部芽を出していた。
100円ショップで2袋105円、大根の質は分からないが発芽は良好である。
雨が一時やんでお日様が出てきたので少し気分転換に車で山のほうに向かった。
山栗でもないかと探してみたがみあたらない。
しかし、初秋の景色はそこここにある。まさに今が盛りの彼岸花やススキ。
車が入ってきそうもない道をゆっくりと走らせながら景色を楽しむ
昨年の7月に父が亡くなった。
墓は作らないと言う約束である。
生前、父と話しをしたことがある。
お骨はどうする?粉にして畑にまいて良いか?粘土に練りこんでうつわを作って、ほしい人だけに渡しても良いか?
死んだらそれで終わり、と言う考えの父はそれでよいと言うことだった。
昨年数点の器を作り一周忌のときに姉と甥っ子がその器をほとんど持って行き、母親は湯飲みをひとつ手元に置きそれでお茶を飲んでいる。
残ったお骨のほとんどは小さな自宅の畑に母親の手で撒かれた。
そして最後のお骨はこの乳鉢の中にある。あくまでも白い、乳鉢より白い粉末になった。
またこれを粘土に混ぜて器を作るつもりだ。
そしてこの粉になったお骨を少しだけ保存しておき母が亡くなった時一緒に混ぜて器にしようと思う。
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