近況報告







3月20日

はるばると 舞い来る黄砂 山を消す

フロントガラス まだら模様に



ひどい黄砂だ。この季節、よくあることだが今日のは特にひどかった。
木曾三川公園の橋を下りたところから撮った写真だがすぐ近くにある多度の山が見えない。
視界、1キロ未満じゃないかなあ。


20日の土曜日、常連のSさんと瀬戸と多治見の境目あたりにある窯跡を見に行った。
持ち主の許可を得て少し調べてみたがどうもおかしい。えんごろ(さや)とか、わずかばかりの焼き物は見つかったのだが量が圧倒的に少なく、破片とか燃えカス(灰)などがまったく無いのだ。
持ち主の方が見つけたという品物も見せてもらったがほぼ形が残っているものばかり。
どうやら昔、何十年か前に、誰かが拾い集めたものをそのあたりに捨てたもののようだった。





その場所を紹介していただいた方は、『型士』という職種の方で焼き物の原型を作る仕事をしてみえる。
仕事場を見せていただいたが、石膏で作った仏像が置かれていた。
かたまりから削りだすのだそうだ。みごとなものである。
とてもいい表情をしていた。
最近はやはり不況のようでなかなか仕事も無いようだ。
技術の継承を考えると、何らかの対策が必要ではないかと考えてしまう。


こちらのものは粘土で成型中のものと、石膏で作った型を元に作られた製品の猫。
13%ほど小さくなるのでその分、大きめに作ってある。
ほかにも粘土で作った雛人形もあった。少し遅いですねと言ったら「来年のものですよ」ということだった。





黄砂の舞う中、工房についていつものようにコーヒーなどを。
先週発見した、賞味期限を1年以上経過してしまったやつをカップにセット、少しずつお湯をさしてゆくと結構いい香りがしてきた。
畑仕事をするか、窯焚きの準備をするか、とりあえず棚板の手入れデモするかということで硬く焼きついたコーティング材をダイヤモンドサンダーで削り落とし新しいコーティング材をはけ塗りして乾燥。




やり始めたついで、コンプレッサーや釉薬を準備、釉掛けを始めてしばらくしたら雨が降ってきた〜〜。あれ?やんだ。また降ってきた〜・・なんて天気の中、何とか終わらせた。
しかしほとんど乾いてないやつを窯に入れてしまったので今回の焚き始めは特にゆっくりとやらないといつかのように中で蒸気爆発しかねない。


二度焼きするものも入れて窯詰め完了、だいじょうぶかなあ?

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