近況報告

１０月５日

車窓より　かすかに香る　金木犀

月日の流れ　早いものだと

近頃は和服や和裁にはまっている。中古の和服を安く手に入れて、ほどいて仕立直しをしてみようと挑戦中。
だから最近は工房の軒先にこんな風景がよく見られるのだ。
白いのは麻の袴を分解したもの。
古くてしっかり黄ばんでしまっていたが洗剤で洗ったあと漂白剤に小一時間つけておいたら結構白くなった。
さてこれで何を作るかと言うことになると困ってしまうのだが何とか夏用の肌襦袢でも出来ないかなあと考えている。

黒っぽい方はお召しの生地で仕立てられていた羽織をほどいたものである。
何着もほどいていると縫い方にもいろいろ方法があることが分かってくる。和裁の本に書いてあるのはその方法のひとつに過ぎない。
しかし自分で仕立てが出来るようになるのはいつのことやら（＾＾；

これが何か分かる人は少ないだろう。これは「かや」の実である。針葉樹の「かや」の木の実なのだ。工房から５～６分歩いたところにかやの木が一本あり下にいっぱい落ちていた。これをローストするとアーモンドのように食べられる。結構おいしい。

地下室に保存されている粘土の整理を今日もしていた。
１０年ほど前に多度で採取したものが数十キロ使わないままにとってあったのでほとんどを処分、まだやわらかいままで居た粘土で半年振りくらいに器作り。
大雑把に出来るもの、素焼きの植木鉢でもと思い２つほどこさえてみる。
ずしりと重量感のあるやつを製作。

しかしいまいち気分が乗らないのはなぜだろうか。

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