近況報告







1月12日

一抹の 不安覚えつ 窯を焚く

焼けてくれよと 祈る思いで

10日

昨年修理した窯を、この三連休を利用して焚くことにした。
温度が上がらず失敗ばかりしていた最近の窯焚き思い出すと、また温度が上がらず苦渋の決断で窯焚きを中止しなければいけないような不安がよぎる。
一方で原因と思われるところを改造した自分の技術を信頼しなければ何も始まらないぞ、とも思う。
窯のレンガを粘土で密封し、後は焚き口を組むだけ。火入れは暗くなってからなので時間はたっぷりある。
少しあせる自分を抑えつつ準備を進める。



焚き口の前をきれいに掃いてレンガを並べる準備。
そういえば最近は焚き口の奥で2つだけ焼ける焼締めを焼いていないなあと思い、急遽茶碗を準備。
ただの焼締めでは面白くないので釉薬のような土をかけて少しだけ乾燥、生乾きのまま焚き口の一番奥に並べた。

まったく思いつきで、どたばたの行動になってしまう。落ち着けよ〜、自分!・・
でも遊びなんてこんなもんでええんじゃないか〜?



夕方七時過ぎ、塩とお神酒代わりの焼酎を供え、ダンボールを焚き付けにして火を入れる。
はじめの30分ほどは焚き口の入り口辺りで小さな火を焚き、少しずつ奥でもやすようにしてゆく。
一気に窯の温度が上がらぬように小さな火のまま維持。4時間ほどかけて温度を少しずつ上げたところで灯油バーナーを用意して薪からバーナーへ切り替えをする。
真夜中の間はバーナーを使用して少しずつ温度を上げ、朝には7〜800度になるように油糧を調整。
こうしておくと少し仮眠が取れるので明日の夜中過ぎまで体力が残せるのだ。といっても1〜2時間おきに窯の様子を見なければならないので熟睡は出来ない。
窯の様子を見るために起きると小さな雪が少し落ちてきている。
朝にはうっすらと雪が積もっていた。





11日

窯の中をのぞいて赤っぽく見えるようになったら薪を投入してバーナーから薪に切り替えをする、そしてガンガン焚く。
ただひたすら、窯と相談しつつ薪を入れる。
温度上がれよと思いつつ。

でも腹も減るのでこんな具合に焼き芋を焼く。サツマイモとジャガイモ。
レンガはかなり熱くなっているので多分、遠赤外線がしっかり出ていると思う。
適度に水分が飛んでおいしく焼きあがる。
特にジャガイモは飛びぬけておいしかった。
これからは窯焚きのときはジャガイモも用意するようにしよう。


さて、である、実のところ夜中までかかるつもりでいたのだがお昼頃には6番のオルトコーン(1230度目安)が倒れかけてきた。
これは驚きだった。
それから2時間ほどで7番のコーン(1250度目安)が倒れ3時過ぎには9番のコーンまで倒れてしまったのである。
下段のコーンはまだ7番までだったのだがもう十分に焼きあがっている温度である、しかし何となくもう少し火の前に居たい気分だった。
ゆとりと安心感に包まれながら薪をくべて4時に焚き終えた。窯の中をのぞいてみれば下段の9番のコーンも完倒していた。

なんともびっくりするような早さで焚きあがってしまったのである。


12日
今日は寝不足で体力も尽き果てた状態で休息日の予定だったが昨日の日のあるうちに終わってしまったのでゆっくりのんびり。
風花が舞う寒い日だったが常連さんが遊びに来た。
ゆっくりのんびり話をしたりどんぶりや鉢を作ったりで時間を過ごしてゆく。


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