近況報告







1月18日

はやる気を 抑えて外す 窯の土

まだ見ぬ皿の 出来を夢みつ

この一週間が待ち遠しかった。
温度は確かに上がったが焼きの仕上がり具合は窯を開けて見なければ分からない。
以前焼いたときには中で土が小爆発をして飛び散り作品の多くに土の破片が張り付くという悲惨なこともあったのだ。
目土を外しレンガを取り除くと焼きあがった器たちが見えてくる。確かにやけている。
一つずつ取り出して眺めながら並べてゆく。まあまあの出のもあればひどいことになっているものもある。
一番心配していたのは他人が作った作品のやけ具合だが全部、無事に焼けていた。





仕事の終わったオルトコーン。
右が上段、左が下段で三本の左から6番(1230度目安)7番(1250度目安)9番(1285度目安)
上下三本とも倒れたのは久しぶりだ。
窯の改造に関しては大成功だったといえる。


焼きあがった作品たち。かなりの部分が人のものであるが今回は自分のものの方が多い。
失敗だったのは、棚板のコーティング剤を前回のままで使用したので棚板に付着したわずかな灰が接着剤のようになり棚板に作品の高台が着いてしまったことだ。
冷めるときに収縮するがそのとき高台が収縮できず、棚板に張り付いたいたままだったのでかけてしまったものがかなり見られた。
やはり手抜きはいけない。
薪窯は、棚板のメンテナンスも毎回しなくてはならない面倒な窯なのである。





入れ子式の組み皿。
七枚の皿が大きい順にしまえるようになって入るが、いざ中の皿を使おうとすると結構面倒そうな気もする。
しまうときは裏向けにして小さい方から重ねていった方がしまいやすそうだ。
しかも結構重い。




ゆがんでしまった湯飲みたち。
全部自分の作品である。
これらは薄作りで整形して手ろくろから外すとき、不均一な力を加えてしまったと見える。
そのときは変形しなくても焼きあがると見事に技術の未熟さが証明されるのである。
しかし、湯飲みはまん丸であるべきだ、などという必要は無いのでまあいいだろう、しかもなんとも自然なゆがみ具合、悪くは無いな、こんな湯飲みも(^^;


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